最大の特徴は、「飲めるごはん」1本で水分と栄養を同時に補給できることです。普通非常食では水と食料を分けて保存しますが、「飲めるごはん」は、その両方を兼ね備えているので、準備する商品を減らせます。自治体の備蓄物資として非常に有効です。

よくあるアルファ米のご飯はお湯か水を注ぎ、数分～数十分待つ必要があります。また、パンや乾パンなども口の中の水分がもってかれてしまい、水と一緒でないと食べにくいことも。「飲めるごはん」なら、水を注ぐ必要も、待つ必要もなく、即座に食べることができ非常に手軽です。

お年寄りは食べ物を飲み込む力（嚥下）や、ものを噛む力が弱まっています。また、避難時に入れ歯をなくしてしまった方などは、食べたくても食べられないという状況になることがあります。「飲めるごはん」は噛まずに飲み込めるため、高齢者や小さなお子様にも非常に優しい商品になっています。

災害時、避難所などで配られるパンなどでは、食物アレルギーがある子どもは食べられないということがあります。その点「飲めるごはん」は食物アレルギーに対応しており、特定原材料7品目および特定原材料に準ずる20品目は使用していないため、お子様にも安心して食べていただけます。

30缶1箱のダンボールに入っているので、重ねてもかさばらずに保管することができます。
また、1本で水分と栄養を同時に補給でき、水と食料を別々に購入する必要がない為、備蓄する商品やコストを抑えることが可能です。

缶なので、倒壊した建物や落下物の下敷きになっても容器が破損しにくいのが強みです。緊急時の支援物資として、空中からの投下されることも想定して作られています。サイズも持ち運び可能なサイズなので、会社で帰宅困難者用の備蓄としても最適です。

難点

懸念点としては「重さ」があります。1缶289gあるので、緊急時の非常持ち出し袋などにはそんなに多くは入れられないかと思います。

甘味は疲労を軽減する効果があります。「飲めるごはん」には“ココア風味”や“シナモン風味”の甘味があり、心身ともに疲れきっている災害時には最適です。

「飲めるごはん」の主な原料は“お米”・“小豆”・“はとむぎ”で、日本人が昔から食べ慣れているものです。平常時の食事に近いものなので、抵抗なく安心して食べられます。

倉庫などで長期で保管していると、ねずみに噛みちぎられたりする害獣被害などがありますが、缶なのでそんな心配も無用です。