大雪が降ると予想される日はなるべく外出は控えるか、早めに帰宅するようにしましょう。特に車の運転には注意が必要です。激しい雪で積雪量が増えると高速道路が閉鎖されるだけでなく、一般道も通れなくなる恐れがあります。また、電車やバスなどの各公共交通機関ものきなみ止まってしまい、帰宅困難となる可能性があります。
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大雪で心配されること
- 大雪の影響で停電や回線に影響を及ぼし電話がつながりにくくなる恐れがあります。
- 積雪によってドアが開かずに建物内から出ることが難しくなります。
- チェーンタイヤを装着していたとしても車の利用が難しく、食糧や燃料の買い出しができません。
- 人工透析や投薬など通院が必要な方にとっては病院へ行くことができず、危険な状態を引き起こす恐れがあります。
- スーパーやコンビニでは、物流の運搬や搬入に時間がかかり、食品や水が品切れになる恐れがあります。
- 車を運転している時に降雪や積雪によって、タイヤが雪に埋まって動けなくなる可能性があります。
- カーポートやビニールハウスなどは、雪の重みで損壊・倒壊する可能性があります。
冬(降雪時期)になったら行う対策
事前に備えておくべきこと
水や食料、灯油などの燃料は、交通機関のマヒによる流通支障によって、品薄状態になることを見越して、事前にある程度の備えをしておくと安心です。外出が困難になることを見越して、1週間程度の水や食料を用意しておくことをおすすめしています。
お薬を毎日服用する方は、処方薬を切らさないためにも少し多めに持っておくといいでしょう。
カーポートやビニールハウスなどは、雪の重みに耐えられるように補強しておきましょう。降雪が落ち着いたら除雪するためにもスコップなどを用意しておきましょう。降雪のシーズンに備えて、事前に点検や整備をしておきましょう。
天気予報で降雪・積雪が予報されたら行う対策
降雪・積雪のシーズンはテレビやラジオ、インターネット等で、最新の天気予報をこまめにチェックする癖を付けましょう。雪の降る程度によっては外出を控えたり、早めに帰宅するように心がけましょう。また、自転車やバイクなどは転倒の恐れがあるので、雪の日に運転するのは控えましょう。
降雪・積雪の外出の注意点
やむを得ず徒歩で出かける場合の注意点
路面が凍結している部分を歩くのはやめましょう。
走ると転倒の危険があるので歩いて移動してください。
いつもより時間に余裕をもち、焦らずに行動するようにしましょう。
長靴やすべり止めのついた靴を履いて外出しましょう。
両手はなるべく手袋をして、いつでも手が使えるようにしましょう。
歩くときは歩幅を狭くして、つま先とかかとを同時に地面につけるようにしましょう。
軒先は屋根から雪が急に落ちてくることがあるので近づかないようにしましょう。
用水路のある道は、転落の恐れがあるので注意しましょう。
やむを得ず自動車を運転する場合の注意点
凍結路用タイヤに交換したり、チェーンを巻くなどの対策をしましょう。
大雪で車内に閉じ込められた時に備えて、長くつや毛布、非常食、スコップなどを車に積みましょう。
前方の車との距離は通常の倍以上とってください。
普段より余裕を持った運転を心がけ、急ブレーキや急ハンドルを避けましょう。
道路のカーブは慎重にゆっくり曲がるようにしましょう。
気象情報や交通情報をこまめにチェックして、通行止めや道路の封鎖などがないか確認するようにしましょう。
吹雪では、ライトを点灯させながら運転しましょう。
【交通規制課】東京地方の2月9日(土)は昼前から雪又は雨の予報です。積雪した場合、自動車を運転する方は次のことに努めてください。
・不要不急の外出は控えること
・冬用タイヤやチェーンを装着すること
・速度を落とし、早めの安全確認を行って、急ハンドル、急ブレーキはしないこと— 警視庁広報課 (@MPD_koho) 2019年2月8日
命の危険を感じたら
状況にもよりますが無理に避難しようと動くよりは、消防や警察に通報して屋内で救助が来るのを待ちましょう。
自動車での立ち往生
傾斜していると雪崩の恐れがあり大変危険です。トンネルなど安全な場所へ移動しましょう。
マフラー部分に雪が詰まっていると、排気ガスが車内に充満してしまうので、マフラーを確認しましょう。
生命の危険を感じた場合は、消防や警察に通報して救助を待ちましょう。
周囲に同じような自動車を確認したら、お互いに助け合いましょう。
車から一時離れるときは、除雪作業の邪魔にならない場所へ移動させましょう。また、連絡先のメモを貼ったり車のキーをさしておくといった対応をしておくといいでしょう。
除雪(雪かき)での注意点
雪かきの前に
除雪作業は、重労働なだけでなく、寒い場所でおこなうので体を動かすと血圧や脈拍が急上昇しやすくなります。除雪作業の前に準備運動をしっかり行うといいでしょう。
雪かきを初めて、だんだんと体温が上昇したり汗をかいてきたら服を脱ぐなどして調節しましょう。雪が解けて水が衣類に浸透しないように、防水素材の上着を着て作業をしましょう。
作業中は、こまめに水分補給をして脱水をおこさないように気を付けましょう。
雪で電線が切れている電柱を見つけたら、近づかずに電力会社に連絡をしましょう。
除雪における注意点(事故防止10箇条)
毎年、全国各地で屋根の雪下ろしや雪かきなどの作業中に、多くの方が事故にあわれています。国土交通省では、雪かきの安全対策と注意喚起のため、雪下ろし安全10箇条を公表しています。是非除雪作業前に以下をお読みいただき、細心の注意を払って臨みましょう。
作業は家族、となり近所にも声掛けて2人以上で!
建物のまわりに雪を残して雪下ろし!
晴れの日ほど要注意。屋根の雪がゆるんでる!
はしごの固定を忘れずに!
エンジンを切ってから!除雪機の雪詰まりの取り除き
低い屋根でも油断は禁物!
作業開始直後と疲れた頃は特に慎重に!
面倒でも命綱とヘルメットを!
命綱、除雪機など用具はこまめに手入れ・点検を!
作業の時には携帯電話を持っていく!
(内閣府(防災)普及啓発・連携担当/国土交通省国土政策局地方振興課)
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